2025/7/21 18:10

『広島カープ』確定

野球

酷暑の神宮球場で、昨年9月の大失速を思い起こさせる不穏なムードが漂った。広島は初回、長短打4本で3点を先制。しかしその裏、ヤクルトのオスナに3ランを被弾し、同点に追いつかれた。

続く2回は羽月隆太郎の中前適時打で勝ち越しに成功したものの、先発・玉村昇悟はプロ最短の1回2/3で7安打6失点(自責5)KO。神宮のビジタースタンドからは重いため息が漏れた。

この敗戦で広島は今季ワーストの借金6に膨らみ、自力優勝の可能性は87試合で消滅。首位・阪神とのゲーム差は絶望的な12.5に広がった。

7月の打線は1試合平均1.38得点と低迷し、6月21日の楽天戦(マツダ)で8得点を奪って以来の大量7得点を挙げたにもかかわらず、勝利には結びつかなかった。7月は3勝11敗3分で、残り6試合を待たずして、月間負け越しが確定した。

焦点のひとつとなったのは、捕手・坂倉将吾の「懲罰交代」だ。3回二死で捕邪飛に倒れた際、新井貴浩監督は「風でフェアになる可能性もある以上、きちんと走るべきだ」と走塁姿勢を問題視して、交代を命じた。

昨年9月に球団ワーストの5勝20敗を喫して大失速の失態を犯した広島だが、今年は猛暑の影響で、選手のスタミナが例年以上に早く限界を迎えている。そんな状況で坂倉の走塁を「怠慢プレー」とひと括りにすることへの疑問も出ているが…。

シーズン終盤を迎え、次期監督問題も大きな焦点となる。高信二2軍監督の昇格案が有力視されるほか、黒田博樹氏の招聘を望む声は根強い。疲弊したチームをどう立て直し、新たな戦力をどう融合させるのか。秋風が吹き始める頃、広島カープは重大な決断を迫られることになろうとアサ芸プラスは報じている。

あの「大失速」の再来でもう「終戦」広島カープ・坂倉将吾の「懲罰交代」はアリかナシか…選手に「夏の限界」が! | アサ芸プラスあの「大失速」の再来でもう「終戦」広島カープ・坂倉将吾の「懲罰交代」はアリかナシか…選手に「夏の限界」が! | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部