2025/7/23 14:02
阿部慎之助、非情宣告

7月23日と24日のオールスターゲームに先駆け、巨人の阿部慎之助監督は7月22日、東京・大手町の読売新聞東京本社で山口寿一オーナーに、前半戦の結果を報告したという。89試合を終えて42勝44敗3分けの3位に甘んじており、首位阪神には10ゲーム差をつけられたといい、後半戦は背水の陣で臨むことになるとのこと。
取材に応じた阿部監督は、オーナーから「最後まで諦めるな」と檄を飛ばされたと明かした後、2軍調整中の戸郷翔征について、
「来週、名古屋(中日3連戦)で投げさせます。調子うんぬんじゃない。開幕投手に抜擢したんだし、迷惑かけてんだから投げろ」
と話したようだ。
不振のエースは今季ここまで2勝6敗、防御率5.24。序盤から失点がかさみ、6月23日に今季2度目の2軍降格。2軍では桑田真澄2軍監督の助言を仰ぎ、フォーム修整と球質改善に着手しているが、桑田2軍監督いわく、
「ブン投げ投法は長くもたない。今はマイナーチェンジの時期」
といい、段階的に球数とイニング数を増やす慎重調整を提唱しているとのこと。
客観的に見ている野球解説者の評価はどうか。パ・リーグ最多勝の経験を持つ武田一浩氏は自身のYouTubeチャンネルで戸郷の投球内容を「よくない」として、
「(今シーズンは)たぶん、このままだよ。今のところ、このままじゃないかな」
とコメント。
また、近鉄OBの佐野慈紀氏も、
「直球の球威が落ち、フォーク頼みの配球に偏りがち」
と分析し、球質の根本的な立て直しを優先すべきだと語っていると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部