知らなかった「食中毒を起こす恐れ」あの野菜に注意喚起「加熱しても消えません」見分け方も

“野菜のプロテイン開発しました”の肩書きで略して「野菜のプロ」として活動する青髪のテツ氏が公式Xにて、ズッキーニによる食中毒の恐れについて説明。改めて注意喚起したという。
青髪のテツ氏は、「食の知識は命を守る」と添えて、過去の投稿のスクリーンショットをポスト。
投稿はズッキーニに関するもので、「強い苦味のあるズッキーニは…捨ててください!」と呼びかけ、その理由について「苦味成分は『ククルビタシン』と呼ばれる毒素。加熱しても消えません」と説明していたとのこと。
その判別方法について「ズッキーニを切ったら切口を触ってなめてみましょう」とし、「摂取量次第で食中毒を起こしてしまいます。他の人にも教えてあげて!」と呼びかけていたという。
青髪のテツ氏は過去に繰り返して、ズッキーニの注意点についてポストしており、この投稿に対して、とあるユーザーから寄せられたメッセージも公開。
このユーザーは「先日、購入したズッキーニを調理し始めたときにふと食中毒のポストを思い出して、ほんの少しかじってみたところ、まるで青い渋柿を食べてしまったかのような強烈な渋味を感じました」と、かなりの苦味を感じたという。
かじった後は飲み込まずに吐き出し、すぐに口をゆすいだものの「直後から口内と唇が痺れて1時間ほど苦痛を味わいました」と症状に悩まされたようだ。
青髪のテツ氏のポストに、ユーザーからは「具体的なエピソードがあると記憶に残りやすいので、このフォロワーさんにも感謝ですね!」「これは知っておいていい情報」「ズッキーニよく食べるのに、ズッキーニの天然毒知らなかった」「調理の際には必ず確かめます!」といった声が。
また、「ゴーヤなんかもれなく全部苦い」とのコメントに、青髪のテツ氏は「ゴーヤは違う苦味成分なんです!」と返答。
「ククルビタシン」はウリ科の植物に特有のステロイドの1種で、通常はあまり含有量が多くないが、まれに多量に含まれているものも。
農林水産省でも、「ククルビタシンを多量に含むウリ科植物を食べることで腹痛、下痢、嘔吐などの症状を引き起こすケースがあるので、普段とは違った強い苦味を感じた場合は食べないことが大切です」と呼びかけているという。
なお、同じウリ科であるゴーヤの苦味については、「これは『モモルデシン』という成分によるもので、食欲増進と血糖値を下げる働きがあります」と解説していると「Sirabee」が報じている。
編集者:いまトピ編集部