前田健太、ついに発表
前田健太が、自らカブスとのマイナー契約を破棄し、フリーエージェント（FA）として再出発。現地8月3日、自身のSNSでヤンキースとマイナー契約を結んだことを発表したというが、メジャー復帰は簡単な道のりではなさそうだとのこと。
「ヤンキースは現在、クラーク・シュミットやゲリット・コールがトミー・ジョン手術により今季絶望。先発投手陣に穴が開いているのは確かです。ただ、カルロス・ロドンやマックス・フリードを軸に、それなりの層を維持しており、そこに割って入るのは容易ではありません」（メジャーリーグを長年取材しているスポーツライター）
実際、一昨年オフに2年総額約55億円（3700万ドル）で契約したマーカス・ストローマンでさえ、成績不振を理由に今季途中で解雇されているという。
「ストローマンは今季わずか3勝と低迷していますが、それでも34歳。戦力的に見れば、マエケンよりも計算できる投手という見方も根強い。ヤンキースはそこまでシビアな競争が続いています」（同ライター）
現在、主砲アーロン・ジャッジが故障者リスト（IL）入りするなど、チーム状況は厳しく、アメリカン・リーグ東地区3位に低迷。このままではポストシーズン進出も危ういが、だからこそ、「即戦力」と判断されなければ、マエケンにメジャー昇格のチャンスは訪れないようだ。
「前田は本来、連投に適した中継ぎタイプではありません。しかも、過去に肘の手術歴があり、37歳という年齢もあって登板間隔を空ける必要がある。昇格を焦って無理をすれば、逆に故障リスクが高まる恐れもある。選手生命に関わるような状況にもなりかねません」（別のスポーツ紙メジャー担当記者）
一か八かの挑戦に出た前田だが、背水の陣ともいえるこのマイナー契約が、吉と出るか凶と出るかは不透明。日米通算200勝という節目も、今はまだ遥か遠い現実となっていると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者：いまトピ編集部
