2025/8/8 15:37
理由も再開時期も公表せず『スズキ』発売からわずか4カ月で一時出荷停止、長期化の懸念

スズキが新型「ジムニー ノマド」の国内ディーラー向け出荷を一時停止していたことが、共同通信など複数メディアにより報じられたといい、4月3日の発売からわずか4カ月という異例の事態だという。
「ジムニー ノマド」は、1月30日に発表されたジムニー初の5ドアモデル。全長は3850ミリに延長され、後部座席用ドアと285リッターの荷室を備えながらも、本格クロスカントリー仕様であるラダーフレーム構造、副変速機付き4WD、1.5L自然吸気エンジンを搭載。最新の安全装備として、デュアルカメラブレーキサポートをいち早く採用し、発表からわずか4日間で国内のバックオーダーは5万台に達し、2月3日には受注が一時停止されたとのこと。
生産拠点はインド・グルガオン工場で、日本向けには当初月1200台の出荷枠が設けられていたが、7月からは月3300台に増強。スズキはディーラーに対して「お盆前後に大量納車を開始する」との通知を出していた矢先の混乱のようだ。
現時点でスズキは停止の理由も、再開時期も公表しておらず、塗装剥離など品質不具合の噂はあるものの、明確な裏付けは確認されていないという。
同様の納車停止は、オーストラリアでも報道されており、日本仕様に限定されないグローバルな問題の可能性も指摘されている様子。
業界アナリストは「短期間での増産が品質管理に悪影響を及ぼした可能性がある」と述べ、長期化の懸念を示していると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部