トヨタ『新型アクア』はたして「買い」なのか

クルマ好きの目に、この新製品はどう映るのだろうか。デザイン、フォルム、装備、快適性、そして価格…その魅力と変化を、全角度から検証。トヨタの新型アクアは、はたして「買い」なのか。(2025年9月5日配信)
トヨタのコンパクトハイブリッド「アクア」が大幅に姿を変えたという。2011年の初代以来、「手頃で燃費のいいクルマ」として街に浸透してきたが、今回の改良モデルはひと目で“ミニプリウス”と呼ばれるほど印象が変わったという。
フロントマスクにはトヨタ最新の「ハンマーヘッド」デザインを採用。細く鋭いヘッドライトと引き締まった顔つきはプリウスを思わせるが、丸みのあるフォルムや親しみやすさは残されており、アクアらしさを保っている様子。コミュニティサイトでは「小さなプリウスにしか見えない」と批判する声と、「先進的でかっこいい」と称賛する声が入り交じり、話題をさらったとのこと。
装備面でも大きく進化したようで、電動パーキングブレーキやブレーキホールド、最新版のToyota Safety Senseが全車標準装備となり、安全性と快適性が大幅に向上。さらに注目は「スムーズストップ制御」だという。
停止直後のわずかな揺れを抑えて同乗者の姿勢変化を減らす機能で、これまではセンチュリーやアルファードのPHEVといった上級モデルに限られていた“おもてなし装備”。それがトヨタのコンパクトカーに初めて搭載されたのは驚きだという。
気になる価格は約248万~302万円(グレードや装備による)。“手頃”の基準は人それぞれだが、装備の充実ぶりを考えれば十分に説得力があるといい、物価高が続くなか、内容を大きく強化しながら値上げ幅を30万円前後に抑えた点は、トヨタの努力の跡といえると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部