力を入れている『JR東日本』この秋、40種類以上

鉄道の世界ではJRと私鉄各社で細かい名称の違いはあるが、基本的に移動時間が短くなるのは特急、快速、普通の順だ。車内の快適性についても、特急はリクライニング付きの座席があり、それ以外の列車とは異なる。だが快速の中でも例外として位置づけられているのが、全席指定の場合。実はそのほとんどが特急と同等、一部はそれを上回る車両で運行されているからだ。
どの鉄道会社もそんなスペシャルな快速列車を走らせているわけではないが、とりわけ力を入れているのがJR東日本。同じJRグループの中でも、全席指定快速の種類や本数は群を抜いて多い。
もともと同社は、五能線経由で秋田~弘前・青森を結ぶ「リゾートしらかみ」を1997年から運行していたことで知られる。そしてこの秋に運行予定の臨時列車のラインナップを見ると、40種類以上と充実しているのだ。
例えば通常の車両より大きな窓、テーブル付きのグリーン車が特徴の「ひなび」は、盛岡~釜石、八戸~大湊、横手~北上、盛岡~平泉、盛岡~大館、盛岡~青森という北東北の各ルートで運行が計画されている(写真)。
さらに「風っこ只見線満喫号」(会津若松~只見)、「ポケモントレイン気仙沼号」(一ノ関~気仙沼)、「海里」(新潟~酒田)、「いろどりSATONO」(仙台~山形)、「リゾートビューふるさと」(長野~南小谷)、「HIGH RAIL」(小淵沢~小諸)、「おいこっと」(長野~十日町)、「越乃shu*kura」(上越妙高~十日町)、「B.B.BASE内房」といった快速もあるが、これらはあくまで数ある全席指定快速の一部だ。
この他、「SLばんえつ物語」(新津~会津若松)や「SLレトロぐんま水上」(高崎~水上)などは蒸気機関車で牽引。昔の鉄道旅の気分を体験することができる。
どの列車も人気が高く、すでに予約で埋まっているものがあるが、JRの列車予約は1カ月前から。11月運行の列車であれば、今からでも十分に間に合うはず。この秋はちょっとゴージャスな全席指定快速で、各地に出かけてみてはいかがだろうかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部