2025/10/6 13:44
「わずか1ゲーム差の5位」最終戦セレモニーで、スタンドから怒号

広島カープは今季、最下位ヤクルトにわずか1ゲーム差の5位でシーズンを終えたが、2年連続Bクラスという結果に、マツダスタジアムの最終戦セレモニーでは、スタンドから怒号が。重い空気が漂ったという。
そんな中で、新井貴浩監督は来季に向け
「チームは今、変革期にある。新しい力が生まれる時には苦しみが伴う。来年以降もその苦しみは続くと思う。そこから逃げず、忍耐強く立ち向かっていきたい」
と決意を語ったとのこと。
若手を中心に据えたチーム作りを進めてきたものの結果は出ず、指揮官の言葉には、現実を受け止めた上での覚悟がにじむという。
スタンドからは「また苦しまなければならないのか」と不満の声が上がり、ファンとの温度差が浮き彫りに。この日は退団が発表された田中広輔も最後の挨拶に立ち、
「来年はもっとスタジアムが満員になるような野球をしてください」
と呼びかけたといい、長年チームを支えた田中らしい言葉ではあったが、ファンの胸中は複雑な様子。
明るい話題といえば、小園海斗の首位打者と最高出塁率の2冠のみで、打線のつながりを欠き、投手陣は安定しなかったという。
「カープは大きな家。選手は家族であり、嫌いなやつはひとりもいない」
そう語ってきた新井監督の温かさはチームの支えになった一方で、競争の厳しさをどう植えつけていくかと、いう課題を残していると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部