2025/10/27 13:28

新『ドラマ』視聴率11.7%でトップ「おもしろい」「さすがのクオリティ」

テレビ

2025年10月期のGP帯連続ドラマが続々とスタートし、初回の平均個人視聴率が出そろったという。

GP帯連続ドラマの視聴率トップは、TBSの看板ドラマ枠「日曜劇場」で放送中の『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)で、初回の平均視聴率は個人6.8%、世帯11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったとのこと。

早見和真氏による同名小説(新潮文庫)を原作とする同作は、競馬の世界を舞台に、夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。妻夫木聡が、馬主・山王耕造(佐藤浩市)との出会いにより、耕造が社長を務める会社の競馬事業部の専任秘書になる税理士・栗須栄治役で主演しているという。

10月19日放送の2話も、視聴率は個人6.0%、世帯10.4%と2桁台をキープしており、ネット上の視聴者からは、「競馬のことも馬のことも全然知識ないけど、おもしろい!」「ナレーションで補足説明してくれてありがたい」「人の繋がりのドラマに感動し、お仕事ドラマとして競馬のいろんな面を学べる」「さすがの日曜劇場クオリティ」などと概ね好意的な意見が寄せられているようだ。

ドラマライターの北村有氏は、同作が支持されている理由について

「王道の日曜劇場枠でありながら『競馬』というニッチな題材を“ギャンブル”ではなく“ビジネスと血統のドラマ”として描き直した点に、人気の理由があるように思います。競馬は実況者が状況を伝えてくれるため初心者でも臨場感を共有しやすく、レースの勝敗がそのまま企業の命運に直結する構図は、ドラマとしての緊張度を極限まで高めていると感じました。さらに、馬個体の生き方を尊重する調教師と勝利至上主義の馬主という対立構造が、『何をもって“成功”とするのか』という普遍的テーマを浮かび上がらせています。妻夫木をはじめ、佐藤浩市、沢村一樹ら信頼度の高い俳優陣と、BGM・演出の巧みさが重層的な感情の波を生み、視聴者を毎話“クライマックスへ向かう高揚感”で包み込む点も人気の大きな要因ではないでしょうか」

と分析していると「サイゾーオンライン」が報じている。

【秋ドラマ初回・個人視聴率ランキング】トップは妻夫木聡『ザ・ロイヤルファミリー』、最下位はあの“死に枠”作品 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト【秋ドラマ初回・個人視聴率ランキング】トップは妻夫木聡『ザ・ロイヤルファミリー』、最下位はあの“死に枠”作品 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト

編集者:いまトピ編集部