西武、ついに折れた

さすがに今回は「上沢式FA」とはならないのではないか。西武・高橋光成のポストティング移籍容認で割を食うのは、意外にもソフトバンクかもしれないようだ。
西武がついに折れたという。高橋は2022年オフから、メジャー挑戦を公言。すでに国内FA権を取得し、来季中にも海外FA権を取得の見込みとあって、球団がGOサインを出した形だが、高橋の年俸はそこまで高額にはならない可能性が高いという。
「村上宗隆や岡本和真のようなわけにはいかないでしょうね。メジャー契約を勝ち取ればいいですが、場合によってはマイナー落ちもありうる、スプリット契約になるかもしれない。上沢直之や青柳晃洋のようなマイナー契約はないと思いますけどね」(メジャーリーグを取材するスポーツライター)
高橋は今回の決定に「球団には感謝している」と話しており、
「仮に挑戦が失敗しても、シーズン途中に帰国して西武以外のユニフォームを着るような、上沢式FAになることはないだろう」(スポーツ紙遊軍記者)
とのこと。
ただ、今回の高橋のポスティング容認は、ソフトバンクの足を引っ張りかねないという。地元・福岡のマスコミ関係者が言うには、
「高橋問題がこうあっさりと決着すると、再度のメジャー挑戦を表明している有原航平は、簡単には引っ込みません。元々、ソフトバンクの選手ではないし、そこまで球団への愛着は強くない。今季は日本一に貢献したし、恩は返したと思っていることでしょう。もう一度、メジャーでリベンジしたいんでしょうね。年齢的にはラストチャンスですし」
既に11月1日から申請期間がスタートしており、タイムリミットは刻一刻と迫るが、連覇を目指すソフトバンクにとっては、二桁勝てる有原は連続日本一に向けて貴重な戦力。高橋が誘発、後押しする有原のメジャーリーグ再挑戦を、ソフトバンクは苦々しく思っているに違いないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部

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