2025/11/7 09:03
『ローソン』大量閉店、深刻な客離れの現状

今年10月15日に発表した2025年3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%増の383億円と、過去最高を更新した、コンビニエンスストア全国チェーン「ローソン」。主に国内のコンビニ事業が好調のようだ。
ただ、そんなローソングループの中で苦戦を強いられている業態がある。それは通称・100円ローソンと呼ばれる「ローソンストア100」。店舗の大量閉店に追い込まれているとのこと。
株式会社ローソン発表の2026年2月期の月次情報によれば、まずメインブランドの「ローソン」および健康志向の商品に特化したセカンドブランド「ナチュラルローソン」を合わせたローソン事業は、今年3月から9月にかけて、売上高・客数・客単価いずれも前年同月比を上回る数字で推移しており、好調のようだ。
その一方、件のローソンストア100事業は、客単価こそ前年同月比100%超えを維持している(後述するが、商品の値上げによる要因が大きい)が、売上高や客数年は前年割れが続いているようだ。直近の9月にしても、売上高95.5%、客数92.3%と、深刻な客離れの現状が窺える。
それに比例して、店舗の閉店も相次いでいる。3月末日時点では637店舗あったのに対して、9月末日時点で621店舗と、半年で16店舗が閉店。つまり毎月少なくとも2~3店舗の100円ローソンが街から姿を消している計算になると、エンタナビが報じている。
編集者:いまトピ編集部

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