【巨人】急展開か

“史上最大の大補強”を掲げる読売ジャイアンツが、急務である外野手補強で“方針転換”を見せているといい、従来ターゲットとされていた北海道日本ハムファイターズ・松本剛から、横浜DeNAベイスターズ・桑原将志へと“鞍替え”に動いているという。
松本は2022年に打率.347で首位打者に輝いたが、以降は急激に成績を落とし、今シーズンは66試合出場で打率.188、0本塁打、7打点と極度の打撃不信。それでも打撃力のある外野手を補強したい巨人は、“再起”の望みに懸けていたが、ここへ来て、再起型を当てにするより、安定性を取りたいというチーム事情が出てきたとのこと。この理由が、桑原のFA宣言だという。
「桑原は今季106試合出場、打率.284、6本塁打、27打点、盗塁10、OPS.730と“まずまず”の成績を残しており、三拍子揃った外野手として評価されている。何よりも安定性は評価ポイントで、2021年のレギュラー定着以降、2割5分~3割のレンジに収まっています。桑原のFAを受け、“こちらにしよう”と揺れ動いているといいます」(スポーツ紙デスク)
巨人サイドとしては、松本のバットコントロールを魅力としつつも、実績が“陰り”を見せている以上、慎重姿勢にならざるを得ないようで、特に補強ポイントのセンターは守備面も課題で、桑原には松本の爆発力にはない「実績と安定感」が魅力。
また、年俸も桑原を魅力的にする要素のひとつだという。
松本・桑原は共に金銭か人的補償を要するBランク。もし松本が補償のいらないCランクなら一択だが、コストを払う以上、少しでもハズレのない方を獲得したいという当然の判断もあるとのこと。
そして最も魅力なのは、桑原の短期決戦の強さ。
「桑原は昨年の日本シリーズMVPで、’98年以来の日本一の立役者。5試合連続打点は日本シリーズ新記録で、6試合9打点はあの長嶋茂雄さんとランディ・バースに並ぶタイ記録です。巨人は昨年も今年もCSで涙を飲み、短期決戦の弱さが露呈していますから、桑原の獲得はシーズン成績以上に価値があるのです」(同)
だが、松本が完全に候補から外れたわけでもないといい、球界関係者は
「巨人は岡本和真の穴を埋める“右の野手”と“守備も任せられる外野手”というニーズが明確であり、これは松本・桑原ともに該当する。そのため、最終的には出場機会・年俸・契約年数・補償などを総合的に見て、どちらを本命として口説くかという“駆け引き”となるでしょう。現状では桑原への一本化がやや優勢という見方が広がっていますが、動き次第では松本へ傾くこともあるでしょう」
と語る。
今後、巨人側はどんな提示条件で、どちらにアタックを仕掛けるのか。ストーブリーグはますます熱を帯びると「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部
