ヘルナンデス、「立場的にはさらに苦しくなる」か

阪神がセ・リーグ連覇と日本一に向け、パイレーツのカム・デバニー内野手獲得に動いていることがわかったという。
右投げ、右打ちの内野手で、2019年のドラフトでブリュワーズ入団後、メジャーに昇格することなく、2023年オフにロイヤルズへトレード。今年7月に再トレードでパイレーツに移籍し、8月にメジャー初昇格した28歳の苦労人。メジャーでは14試合出場で1割3分9厘、本塁打ゼロ、1打点だったとのこと。
今季は3Aで103試合、打率2割6分6厘、20本塁打、66打点をマーク。2022年には2Aと3Aで128試合に出場して打率2割6分4厘、23本塁打、68打点。マイナー6シーズンで85本塁打を記録するなど、パンチ力がある強打者であり、今季の守備は主に遊撃手として起用されたようだ。三塁や二塁、左翼も守れるユーティリティープレーヤーであり、守備範囲やスローイングの評価は高かったという。
今季の阪神は遊撃のレギュラーが不在で、小幡竜平、木浪聖也、熊谷敬宥らが争う形に。小幡は73試合で遊撃を守るも固定とはいかず、さらにドラフト1位で創価大学の立石正広、2位で日本大学の谷端将伍という即戦力内野手を指名。その上、西武を戦力外になった元山飛優内野手も加わったといい、ここに遊撃を守れる助っ人が入れば、的確にウイークポイントを埋める補強といえそうだという。
そんな状況でクローズアップされることになったのが、ヘルナンデス内野手の今後。来日1年目の今季は主に三塁を守り、47試合に出場して打率2割2分9厘、1本塁打、8打点に終わった。
10月の時点では、球団は明るい性格と勤勉な姿勢を評価して残留の方針だと伝えられたが、同じ右打ち内野手のデバニーが加入した場合、立場的にはさらに苦しくなることが予想されると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部
