【MLB】ドジャース8−3ジャイアンツ(4月1日・日本時間2日/ロサンゼルス)

 ドジャースのMVPトリオの怖さを改めて思い知らされる瞬間だった。大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した試合で3回、大谷のツーベースに続き3番フリーマンがセンターへタイムリーヒットを放ち、ドジャースが追加点を挙げた。安定感バツグンの強打者に対するファンの信頼は絶大のようで、フリーマンが打席に入ると地鳴りのような「フレディ」コールが起こっており、見事にそれに応えてみせた。

【映像】球場に響きまくる「フレディコール」

 開幕前から話題の「ベッツ、大谷、フリーマン」の1・2・3番がこの日も大暴れだ。1回にベッツがいきなりフェンス直撃のスリーベースを放つと、続く大谷が強烈なセカンドゴロを放ちドジャースが1点を先制する。そして3回、1死走者なしからベッツが四球を選んで出塁したあと、大谷がライトへ強烈なツーベースを放ち二、三塁とチャンスを広げた。

 打席にはフリーマン。ドジャースで2年連続100打点を記録している主砲に、ドジャースタジアムには大谷に対する声援を上回るほどの歓声があがる。大きな「フレディ」コールの中、フリーマンは4球目を捉えると鋭い打球がセンターへ。きっちりタイムリーを放ち、ドジャースが2点目を挙げた。

 昨季打率.331、29本塁打、102打点という成績のフリーマンは、4年連続3割に加え3年連続20本塁打を記録するなどMVPを獲得した2020年以外も毎年のように好成績を残す通算322本塁打の強打者だ。この後の打席でもタイムリーを放つなど勝負強さを見せたフリーマンに、SNS上でも「フリーマンの存在感すごい」など称賛の声が見られたほか、「ベッツとフリーマンが打ちすぎなんだよなw 大谷が悪く見えちゃうのかわいそう」といったコメントも上がっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)