【ラ・リーガ】ソシエダ 1−0 バレンシア (5月17日/レアレ・アレーナ)                         

【映像】久保、スライディングしながら左足アウトサイドループパス炸裂

 さすが久保建英と思わせる圧巻のアシストとなった。ソシエダの日本代表MF久保建英が、バレンシア戦の先制点を演出。クロスボールに対して滑り込みながら左足のアウトサイドで合わせると、絶妙なループパスとなりチームの先制点となった。

 注目のシーンはゴールレスで迎えた3分だった。左サイドのFWアンデル・バレネチェアが中央にスライドしながら右足でインスイングのボールを蹴り込む。このボールがファーサイドでフリーとなっていた久保に通った。

 久保はポケットの位置に走り込みながら、ボールの落下点に向けてスライディング。左足をめいっぱい伸ばすと、最後はアウトサイドでGKの頭上を超える絶妙なループパスを送り、これをFWアンドレ・シウバが頭で押し込んだ。

 この試合の解説を務めた安永聡太郎氏は「いやー素晴らしい。よく久保も残しましたね」と日本代表アタッカーのプレーを絶賛。さらに「ループですね。ふわりと頭を超えましたし、最初の起点になったシーンも久保。右サイドからワンツーで侵入して左に展開したところからでした。トータルの絵はぜひ巻き戻してみてもらいたい」とゴールまでの道筋の美しさを賞賛している。

 また、SNSでは「久保よく残した!ナイスアシスト!」「久保の粘りが生んだアシスト!」「滑りながら左足ループはえぐい」「うますぎるw」「あのボールをこの体勢で?」と久保のプレーに驚きの声が多く上がっていた。

 久保は、3試合ぶりスタメンでフル出場。このアシストをはじめ攻守で躍動しマン・オブ・ザ・マッチにも選出された。

 このゴールで先制したソシエダは、バレンシアを撃破して6位に浮上し、7位以上でのシーズンフィニッシュが確定。5位のアトレティック・クルブがコパ・デル・レイで優勝して、すでにヨーロッパリーグの出場権を獲得しているため、リーグ戦6位がヨーロッパリーグ、7位がヨーロッパカンファレンスリーグに出場可能となっている。そのためソシエダは、この勝利で来季の欧州カップ戦出場を決めた。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)