◇7日 ロッテ5―2オリックス(ZOZOマリン)

 ロッテの友杉篤輝内野手(23)が苦手としていた左投手を攻略した。

 1点を追う4回無死二塁でオリックス先発左腕の曽谷の148キロを右翼線へ同点の二塁打。続く池田来翔内野手(24)の右前打で逆転のホームを踏んだ。

 試合後は池田、佐々木朗希投手(22)とともにお立ち台でヒーローインタビュー。佐々木からは「2点取られた時には、ちょっときょう苦しいかなと思ったんですけど。1年分の援護点をもらっちゃいました」と、きついジョークが飛んだが、それにも余裕の笑顔で応じた。

 「打った瞬間はファウルだと思ったんですけど、切れなくて良かったです。珍しく打てのサインだったので思い切っていきました」。これで5試合連続安打。今季は開幕から8試合に出場して20打数8安打、打率4割と絶好調だ。

 ルーキーイヤーの昨年は右投手に打率2割7分9厘だったのに対し、対左投手には打率1割9分6厘。しかし、今季はここまで左投手に6打数3安打の打率5割と苦にしていない。4回の場面で送りバントのサインを送らなかった吉井監督は「4割バッターですよ。4割バッターにバントのサインは出せないです」と称賛。「左は苦手にしているかなと思っていたけど、そこもうまく打てているんで。茶谷のいいライバルになっていると思います」と褒めちぎった。