◇20日 愛知大学野球春季リーグ戦 中京大3―1中部大(名城大日進グラウンド)

 中部大はあと一歩のところで涙をのんだ。プロも注目する清水智裕捕手(4年・大垣日大)は2点を追う6回1死に左翼へ今季3号ソロ。中京大の2番手・高木快大投手(3年・栄徳)の高めに浮いたスプリットを捉えた。しかし、反撃及ばず昨春以来のリーグ優勝はならなかった。

 歓喜の中京大ナインを前に清水は「最後に実力の差を見せつけられて悔しい」。しかし、今季の3本塁打はリーグ最多。放った相手は高木に加えて愛工大・中村優斗投手(4年・諫早農)、名城大・岩井天斗投手(4年・享栄)は愛知リーグ屈指の好右腕だけに、「今までは左投手が得意だったので、課題だった右投手から打てたのはよかった」と振り返った。