◇6日 愛知大学野球春季リーグ戦(パロマ瑞穂)

 中京大が愛工大に2―1、愛院大が中部大に5―3で勝ち、勝ち点を獲得した。中京大、愛院大、中部大の3チームが勝ち点3で並び、残る1カードの勝敗次第で優勝が決まる。敗れた愛工大は、プロ注目の中村優斗投手(4年・諫早農)が6回に救援登板して自己最速を更新する159キロをマーク。4イニング1安打無失点と好救援したが、勝ち点を得られず、最下位転落の可能性が残った。

 雪辱の登板で魅せた。愛工大の中村が、現役のアマ球界では最速となる159キロを2度も計測。先発した4日の1回戦は、6回に逆転2ランを浴びて3敗目。中1日の登板で「悔しい思いをぶつけよう」と中京大打線をねじ伏せた。150キロ台後半の直球で圧倒しながら、変化球を織り交ぜて5奪三振。愛工大は愛知東邦大との最終カードで、勝ち点を得られれば1部残留が決まる。「球速のMAXを更新できたので、コントロールや変化球のキレでも自分の最高を出し切りたい」と意気込んでいる。