いよいよ5月22日に迫った「全国新酒鑑評会」の結果発表。「金賞」受賞数の歴史だが、福島県は2022年まで9回連続の1位だったが・・・2023年はまさかの5位、10連覇とはならなかった。ことしは日本一奪還なるか!注目だ。

観光物産館では22日の発表を前に出品中の「福島の酒」の販売会が行われている。
訪れた人からも熱い視線が注がれた。
「外国に持っていくお土産にしたいの。どうしてもこの奥の松の美味しい酒買ってきてくれっていうんで」「(金賞発表は期待ですか?)はい、期待しています。大丈夫だと思います。福島のお酒飲みながら美味しいもの食べたいと思います」と話す。
目指すは日本一奪還!県内の酒蔵も特別な思いで臨んでいる。

150年以上の歴史をもつ福島県会津美里町の男山酒造店。
代表を務める小林靖さんは、会社員から転身して4年前に蔵人となり、これまで2回連続で「金賞」を勝ち取っている。

会津で収穫された酒米「夢の香」をメインとした酒造り。去年の猛暑の影響でコメがやや硬くなったものの、タンクの温度などを細かく調整し、コメの種類や配合は変えずに「守り続ける味」で勝負する。
男山酒造店・小林靖代表は「毎年が1年生だと常にこう、その米と向き合って、溶けにくい米であれば自分たちの技術でどこをどうしていくか」と酒造りに向き合う。

秋ごろにもアメリカへの輸出がはじまるなど海外からの期待も高い男山酒造店の酒。酒造りの原点にあるのは「感謝」の気持ちだ。小林代表は「やっぱり初心は忘れちゃ行けないと思っていて、原点の輪を大切にして、さらに新しくできる輪を波紋のように世界に広げていきたいと思っています」と語る。

福島県内の45銘柄が出品する鑑評会の結果は、22日午前10時に発表される。