女優の三宅朱莉(しゅり)、水川あさみが20日、都内で映画「霧の淵」(村瀬大智監督)公開記念舞台あいさつに共演の堀田眞三らと出席した。

 本作は、村瀬監督の長編商業映画デビュー作。奈良の静かな集落の老舗旅館の娘・イヒカ(三宅)を中心に、旅館存続の危機や家族関係の変化を描く。

 オーディションで主演に抜てきされた新人女優の三宅は「やばいです。めちゃくちゃ緊張しております。両端にこんなにレジェンドがいて…」と恐縮しきり。ロケを行った奈良の出身で「撮影期間は実際に川上村に滞在して、村の方たちと山を走り回ったりアイスを一緒に食べたり、“川上の子”になっていました」と振り返った。

 三宅と親子役を演じた水川は、「(三宅は)とてもフレッシュで立っているだけでまぶしくて存在感がある」とポテンシャルを大絶賛。「撮影が2年前でしたので、顔つきが変わったよね」と“母目線”でしみじみと成長を喜んでいた。