【エルサレム共同】イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザに向け、計400トンの食料を運ぶ3隻の船団が30日、地中海の島国キプロスから出航した。3月中旬に始まった支援物資の海上輸送の第2陣となる。支援団体ワールド・セントラル・キッチンなどが明らかにした。ガザでは食料不足で飢餓が広がり、餓死者も相次いでいる。

 今回運ばれる食料はコメや小麦粉、缶詰など。海上輸送のほか米軍などが人道支援物資を輸送機から投下しているが、飢餓の解消には不十分だと指摘されている。イスラエルがガザ境界を封鎖する中、陸路での支援拡大が必須との声が強まっている。