【花蓮共同】台湾東部・花蓮県で10日夜、台湾東部沖地震の余震によるとみられる線路上の落石に走行中の列車が接触し、先頭車両が脱線した。乗客146人にけがはなかった。台湾鉄路が明らかにした。

 脱線は花蓮県から台北市へつながる「東部幹線」で起きた。現場は花蓮県の市街地から北へ約40キロにある山と港に挟まれた駅の近く。線路内に四つの石が落ちており、横の山の斜面から落下し、線路脇のフェンスを突き破ったとみられる。11日朝、運行を再開した。

 消防当局によると、3日に起きた地震の死者は16人に上っている。行方不明者は3人、台湾全土で1100人以上が負傷した。