[台北 23日 ロイター] - 台湾東部の花蓮県では22日遅くから23日未明にかけて多くの余震に見舞われたが、被害は軽微で死傷者は出ていない。半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)も操業への影響はないという。

花蓮は今月3日にマグニチュード(M)7.2の地震に見舞われ、少なくとも14人が死亡。それ以降1000回以上の余震が起きている。

気象当局によると、22日午後から相次いだ余震は約180回に上った。台北を含め、北部・東部・西部の広い範囲で揺れが続き、最大規模はM6.3だった。

同当局はさらなる余震が見込まれるが、それほど大きなものにはならないと予測。また、今週は台湾全土で大雨が予想されており、花蓮ではさらなる混乱に警戒が必要との認識を示した。

花蓮の消防当局によると、3日の地震後に人が住まなくなった建物2棟が今回の余震でさらに被害を受け、傾いている。