うなぎ料理専門店「鰻蕚(うなぎ はなぶさ)」(新宿区神楽坂5、TEL 03-6280-8728)がオープンして、4月9日で1カ月がたった。(市ケ谷経済新聞)

 「鰻蕚」コース料理の一例

 店は地下に位置し、ヒノキのカウンターを中心とした造り。アーティストの作品や盆栽なども飾る。「内装も、当店のうなぎ料理と同じように、日本の伝統的な技巧とモダンな要素を組み合わせた作りを意識した。個室も用意しているので、さまざまなシチュエーションでご利用いただければ」と来店を促す。店舗面積は約20坪。席数は、カウンター=8席、個室カウンター=4席。

 店主の山田あゆさんは岐阜県でうなぎ料理店を経営していたが、東京進出を目指し同店を新たに開いた。「うなぎ料理というと、うな重などの料理を連想すると思うが、当店は固定観念にとらわれない『新しい食べ方』を提案する。特にワインとのペアリングを重視し、当店でしか味わえないコースを提供する」と話す。

 ウナギは国産で、毎日仕入れる。備長炭を使い、「皮はパリッと、身はふっくら」に焼き上げるという。米は、岐阜県飛騨地方のブランド米「龍の瞳」を、南部鉄釜で炊き上げる。「ウナギとの味の相性を考えた。甘みが続き、華やかな香りが特徴」とも。

 メニューは、ランチ限定の「ショートコース(6品+4種ペアリング)」(1万6,500円)や、通常の「鰻蕚お任せコース(8品+6種ペアリング)」(2万7,500円)など。コース料理は一斉スタートで提供する。内容は、うなぎカツサンドや、季節のフルーツを添えたオリジナルのうざくなど。ペアリングのワインは、ナチュールワインなどをそろえるほか、ノンアルコールワインなども用意し幅広いニーズに対応するという。

 営業時間は、ランチ=12時〜14時、ディナー=17時30分〜、20時〜の2部制(要予約)。日曜定休。