「ほとんど塩の塊のような業務サイズのポテチ…これじゃ罰ゲーム」

「あの巨大サーモンを機に、仲間同士の夕食会が開催されなくなった」

広大な倉庫型店舗とアメリカンサイズの商品群が魅力の「コストコ」。

コストコにいくとなぜかテンションが上がり、衝動買いして、後悔する、そんな落とし穴にはまる人が後を絶たない。

「ビックサイズに魅了され買ったものの、家に帰って正気に戻る」

なぜこのような現象が起こるのか

今回は実際にコストコで買い物をして落とし穴にはまった人たちの体験談を紹介する。

■「美味しそう…!」写真にくぎ付け、衝動買いしたチョコチップクッキーの末路

先日、コストコに行った際、大量のクッキーを購入しました。美味しそうな写真に誘われ、お得な価格に魅了された私たちは、つい衝動買いをしてしまったのです。

しかし、家に帰ってからその大量のクッキーを見て驚きました。

夫婦で毎朝、毎昼、毎晩消費したのですが、賞味期限がどんどん迫ってきて…

せっかくの美味しいクッキーを無駄にするわけにはいかないと思い、友人や近所の人たちに配ることにしました。 それでもまだ余ってしまったため、クッキーを工夫して料理に使ったり、保存方法を工夫したりしました。

しかし最後は結局、捨てざるを得ませんでした。この経験から、大量購入は慎重に考える必要があり、自分たちの消費量や賞味期限を考慮して購入するようになりました。

(40代・男性)

■物価高対策のつもりだったのに「ほとんど塩の塊」これじゃ罰ゲーム

コストコのプライベートブランドのお菓子は全般に買って失敗だと感じる。量が多くて珍しい味付けだったりでとても魅力的でお得に感じるのでつい欲しくなり買ってしまうが、毎回食べて後悔する。

全般的に味がとても濃くて、特にポテトチップスはほとんど塩の塊かと思う程塩辛かった。

少量なら捨てても良いかと考えるが、量も多いので

体に悪いと感じながらも、大量破棄はもったいない、全て食べなければと謎の使命感におわれ・・・これじゃ罰ゲームだと思いつつすべてたべていた。

以前は、お得と思って自分を納得させていた。日本製ポテチが値上がりしたからだ。

しかし最近は円安や物価高でプライベートブランド全般にかなり値上がりしていて、もはやお得感はなくただ味が濃くて高いだけの商品となってしまっている。最近はコストコに何を求めれば良いのかがわからなくなってきている。

(30代・男性)

■5,000円?安い!「まるで魔法にかかったかのよう」巨大サーモンのせいで友人関係に亀裂が…

自分は一人暮らしをしているのですが、結構量を食べきれる方だという自負を持っていました。その際に久しぶりに思い出したことは両親と行ったコストコでした。小さいころは近所のコストコに二か月に一回のペースでいっていました。

小さいながらにその日の晩御飯はとんでもなく豪華になっていたことを思いだしました。そこで一人で初めてコストコに向かいました。

その際にすべての食材が大きく自分でもわからないくらい興奮してしまい… そのときの心理状態は今思うと魔法にかかったようでした。

とんでもなく大きいサーモンを買いました。5000円したことを覚えています。 そのときは一日で食えるだろうと謎の自信があり

しかし思った量が多く、途中でギブアップして寮の友人を呼びみんなで食べました。 今思うと、味付けも何もせずとにかく食べろ、みたいな状態だったのがいけなかったと思います。

寮の友人間でよく夕食会とかやってたのですが、そのサーモンを機に、夕食会は開催されなくなりました。コストコの余りを押し付けられることに恐怖を感じたのかもしれません。。。

あとあと考えると5000円の出費はとても大きくその後コストコにもいかず、衝動買いすることもやめました。

(20代・男性)

■コストコの倉庫では深呼吸を

どうやらコストコには「自分の容量を超えた品物に憧れ、魅了され、とりこになり、失敗する」という恋愛や錯覚にも似た落とし穴があるようだ。

コスパの良さを満喫するためにも、倉庫に足を踏み入れた際は、一度立ち止まり、深呼吸してほしい。「落とし穴に注意」と手の平に書いておくのもいいかもしれない。

文・MONEY TIMES編集部