能登半島地震で被害を受けた石川県の輪島港では、隆起した海底の掘り下げ工事に向けた漁船の移動が始まりました。

輪島港は、地震の影響で海底が最大2メートルほど隆起し、およそ200隻の漁船が停泊したまま漁に出られない状態が続いています。

水深が浅くなった港内を掘り下げるため、新たに作られた仮設の桟橋に船を移動させる作業が23日から始まりました。

輪島市底曳組合・沖崎勝敏組合長「まだまだ。一歩は進んだが先は長い。いい凪のときに家にいるというのが歯がゆい」

MRO


国土交通省は、輪島港を含む能登の港について、おおむね2年以内の復旧完了を目指すとしています。