軍艦島が無人島になって50年を迎えるのを前に、4日、地元の小学生が海岸の清掃活動を通して漂着ごみの問題を学びました。

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長崎港沖に浮かぶ軍艦島(端島)は、1974年4月20日に最後の住民が島を離れ、無人島になりました。来月で半世紀を迎えます。

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team長崎 シー・クリーン 出水 享さん(通称デミ―博士)
「拾ったプラスチックごみで野母崎から世界に環境問題を発信しよう」

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軍艦島が見える長崎市の田ノ子海岸で、野母崎小学校の5年生27人が、漂着ごみの問題に取り組んでいる「チーム長崎 シー・クリーン」のメンバーと海岸清掃を行いました。

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この季節、野母崎の海岸にも様々なゴミが漂着します。

出水 享さん:「何があった?」
児童:「またキャップ」

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特に目立ったのはペットボトルのキャップです。なぜこんなに漂着するのか、そして、それで何が起きるのかを考えました。

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児童:「キャップがほとんど。流木と混ざって糸もありました」

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児童:「気持ちがいいですね。海がきれいになってくれると」

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最後は回収したごみを使って“軍艦島に見立てたアート作品”を作りました。

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野母崎小学校 教諭 菅原 真希さん:
「実際に拾ってみると、意外ときれいな浜に見えてもゴミが落ちているんだとか、海の中にも切れ端があるんだということに気づけたので、自分たちが拾ったもので物を作れるというのは《野母崎ならではの取り組み》ができたと思います」

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社会問題になっている漂着ごみ作品には「この問題をみんなで解きましょう」というメッセージが添えられました。