長崎労働局内で上司のパワーハラスメントを見聞きし精神的苦痛を受けたなどとして、元職員の男性が国に損害賠償を求める訴えを長崎地裁に起こしました。

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訴えを起こしたのは長崎労働局の元労働基準監督官 永瀬仁さんです。

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訴状によりますと、永瀬さんが所属していた部署では2021年から翌年にかけて、上司が部下に対して人格を否定したり退職を要求したりするパワハラを繰り返していたということです。

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永瀬さんは直接被害は受けていないものの、パワハラを日常的に見聞きし 精神的苦痛を受けたうえ、内部通報後に報復目的で不当に低い人事評価を受けたとして、合わせて330万円の損害賠償を国に求めています。

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永瀬仁さん:
「パワハラ加害者の方が現役でいらっしゃる。県民にとっても中の職員にとっても悪影響しかない」

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この訴えについて長崎労働局は「事実確認をしたい」としています。