ディオは過去に膝の骨折で長期休養を余儀なくされて出世街道に乗れず遠回りをしたが、ここに来て3連勝と勢い十分。古馬になってからの重賞は初挑戦だが、まだ快進撃は続く。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/30(土) ダービー卿チャレンジトロフィー(4歳上・GIII・中山芝1600m)

 ディオ(牡5、栗東・辻野泰之厩舎)は初勝利に時間を要したが、そこで負かしたメイショウソラフネは現オープン馬で、リステッドでも2着と好走している強者。その後、3歳クラシック戦線に向かうべく、スプリングSやアーリントンCに挑戦するも疲労が蓄積して惜敗。そして骨折と運がなかっただけ。復帰後の成績は充実しており3連勝。競センスが良く、追い出されてからの決め手も抜群。4連勝での重賞初制覇なるか。鞍上は北村宏司騎手

 セッション(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)の前走は勝ち馬の決め手に屈するも、ハイペースを2番手で追走して粘り通した。好位でレースを運べ、安定感がある。昨年の弥生賞では、後のダービー馬を小差のレースを演じているように、元々素質の高さは証明済み。重賞初制覇も十分。鞍上は横山武史騎手。

 その他、2・3走前に強い勝ち馬と接戦したクルゼイロドスル(牡4、栗東・高橋義忠厩舎)、近走が惜敗続きだが、過去にディオを負かしているアスクコンナモンダ(牡5、栗東・中内田充正厩舎)、中山マイル戦3勝のエエヤン(牡4、美浦・伊藤大士厩舎)、昨年の当レースの勝ち馬インダストリア(牡5、美浦・宮田敬介厩舎)が上位を狙う。発走は15時45分。