津久見市役所の新しい庁舎を移転するか、建て替えるか。

市民の意思を問う住民投票に向けた議論が一歩、前進です。

午前に開かれた市議会の臨時議会では、住民投票を行うための条例案と経費1600万円あまりを計上した補正予算案が出されました。

新しい庁舎については閉校する中学校などを活用し移転する案と津久見港の近くに新しく作る案があります。

市が負担する費用は移転案の場合がおよそ16億円で、新設案の場合は19億円あまりです。

2025年度中の完成を目指していましたが3月議会でも結論が出ませんでした。

議員

「1カ所引っかかるのは、(住民投票の)成立要件がない」

午後の特別委員会では「投票率が半分未満の場合住民投票は成立しない」という条件を加えた修正案が提出され賛成多数で可決しました。

現在、再び臨時議会が開かれていて、このあと採決が予定されています。

可決された場合、住民投票の実施に向けて日程などの調整が進むとみられます。