【日出】別杵国東地域は18日、高気圧に覆われて最高気温が軒並み平年を上回り、汗ばむ暑さとなった。日出町の経塚山(610メートル)では、ミヤマキリシマが咲き始め、初夏の到来を感じさせた。
 ミヤマキリシマは九州各地の高原に自生するツツジの一種。経塚山の山頂付近には約20アールの群生地がある。毎年5月中旬ごろにはピンクに染まり、県内で最も早い開花スポットとして知られる。一般的に標高800メートル以上の場所に群生するとされ、低い標高で見られるのは珍しく、1974年に県指定の天然記念物となった。
 18日は青空が広がり、数百本ある株の中には、かわいらしい花をぽつりぽつりと開かせているものもあった。
 町内豊岡の角田栄子さん(76)は友人2人と山頂に向かった。「咲いているとは予想しておらず、びっくりした。例年より2週間ほど早いのではないか。つぼみもたくさんあり、満開時には美しい光景が広がりそう」と話した。
 山頂からは別府湾の眺望も楽しめる。