最新の映画動員ランキング(4月12日〜14日の3日間集計、興行通信社調べ)は、青山剛昌原作のアニメシリーズ劇場版27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が、初日から3日間で動員227万4000人、興行収入33億5200万円という今年最高のオープニング成績をあげ、初登場1位に輝いた。

 シリーズ最高の興収138.8億円を記録した昨年公開の『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』との初日3日間対比で106.5%となっており、シリーズ歴代No.1のスタートを切った。また、シリーズ累計興収も1180億円を超えている。今回は北海道を舞台に、コナンや怪盗キッドたちが新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を巡るバトルミステリーを繰り広げる。

 監督は2019年公開の『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』や21年公開の『名探偵コナン 緋色の弾丸』も手がけた永岡智佳。声の出演は高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也らレギュラー陣に加え、工藤新一/怪盗キッド役の山口勝平、スペシャルゲストとして北海道県警捜査一課の刑事・川添善久役を大泉洋が演じている。

 2位は、公開から4週連続1位をキープしていた『変な家』がワンランクダウンとなったが、週末3日間で動員16万7000人、興収2億2200万円を記録。累計成績は動員308万人、興収38億円を突破している。

 3位には、前週よりワンランクアップした『オッペンハイマー』がランクイン。累計成績は動員69万人、興収11億円を超え、今年公開の洋画で10億円を突破した唯一の作品となった。また、IMAXでもクリストファー・ノーラン監督作品史上、週末最高の数字を記録している。

 4位には『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が続いた。順調に成績を伸ばしており、累計成績は動員664万人、興収95億円を突破している。

 5位は、ツーランクダウンの『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』となり、累計成績は動員321万人、興収38億円を超えた。

 6位の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は公開12週目ながら前週よりスリーランクアップ。累計成績は動員262万人、興収44億円を記録している。

■全国映画動員ランキングトップ10(4月12日〜14日)

1(NEW)名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(公開週1)
2(1↓)変な家(5)
3(4↑)オッペンハイマー(3)
4(3↓)劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(9)
5(2↓)映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(7)
6(9↑)機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(12)
7(5↓)四月になれば彼女は(4)
8(7↓)ゴジラ-1.0(24)
9(6↓)ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(3)
10(8↓)オーメン:ザ・ファースト(2)
11(−)デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(4)