Panu Wongcha-um

[ミャワディ(ミャンマー) 15日 ロイター] - ミャンマー東部カレン州ミャワディを先週制圧した武装勢力は15日、同地の国軍基地で軍事政権が使っていた旗を焼き、自らの横断幕を掲げた。

2021年のクーデターで政権を掌握した国軍は昨年10月以来、インドおよび中国との国境地帯で武装勢力に要衝を奪われており、タイとの国境貿易の要であるミャワディを失ったことで収入源をさらに失う可能性がある。

少数民族勢力「カレン民族同盟(KNU)」武装部門・第6旅団の作戦指揮官はロイターのインタビューに応じ、国軍はミャワディ一帯の奪還を試みて失敗したと説明。武装部門は地域の大半を掌握しており、さらに支配権を固めた上で、今月末までにKNUの政治部門に政権を譲ると述べた。