ミャンマーの国軍と少数民族の武装勢力との衝突が激しさを増し、タイとの国境付近にまで戦闘が及んでいます。

 (藤富空記者報告)
 ミャンマーとの国境沿いのタイ側になります。川を挟んで向こう側に見えるのがミャンマーのミャワディという町です。

 きょうは静けさを見せていますが、ここミャワディでは、先週末から国軍と抵抗勢力との戦闘が激しくなっています。

 きのうは砲撃の音がタイ側からもひっきりなしに聞こえたということです。

 抵抗勢力側は5日、ミャワディ近くの軍事施設に攻め込み、国軍の兵士ら600人が投降しました。

 ミャワディの中心部も占拠する勢いだと伝えられています。

 国軍側も反撃に出てはいますが、クーデター以降、最大の劣勢に立たされていると言えます。

 こうしたなか、国境を結ぶ橋を渡って多くのミャンマー人が一時的に避難するため、タイ側へと来ています。

 きのうはおよそ4000人のミャンマー人が橋を渡ってきたということです。

 戦闘が激しさを増し、国境付近では混乱を極めています。