気になった記事を発表し合う参加者=神埼市役所

 神埼市は18日、新聞を活用した新規採用職員の研修会を開いた。新聞を仕事に役立てるNIB(ニュースペーパー・イン・ビジネス)に取り組む佐賀新聞社の桑原昇編集局長らが講師を務め、幅広い情報を一度に見渡せる新聞の利点を示しながら、業務に生かすための新聞の読み方を紹介した。

 この春採用された職員のうち21人が参加した。桑原局長は「正しい言葉遣い、論理的な思考を養い、幅広い分野に興味を持ってほしい」と一覧性に優れた新聞を活用するようアドバイス。多久島文樹・NIE推進担当デスクが「誰に何を伝えたいかで、記事の大きさや写真選びが変わる」とレイアウトからも情報が読み取れることを説明した。

 参加者は気になる記事を発表し、切り抜いてスクラップブックに貼り付けた。記事の切り抜きは今後も続け、5月30日に発表し合う。こども家庭課の古川蒼あおいさん(22)は「小さな字を見るのが苦手だったが、保育士として役立つ記事を探したい」と話した。(上田遊知)