2月に韓国代表監督の座を追われたユルゲン・クリンスマン氏が、軽率な発言でふたたび物議を醸している。
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 現地4月23日、ドイツ出身の名手はオーストリアのトーク番組に出演。あらためて監督解任が不当なものであったことを滲ませつつ、アジアカップ期間中に起こったソン・フンミとイ・ガンインによる内紛劇、“ピンポン事件”について振り返った。

 クリンスマン氏は「パリでプレーする若い選手(イ・ガンイン)がトッテナムのキャプテンを務める年上の選手(ソン・フンミン)に対して無礼な言動を起こし、ふたりは身体的な衝突まで起こしたんだ」と説明し、「私はそれを深刻に受け止めたよ。若い選手がソン・フンミンの指を脱臼させたわけだからね。試合前日にあのようなことが起きると、チームスピリットは消え失せてしまう。翌日も話し合ったが、全員がショックを受け、もはやチームではないように感じた」と続ける。

 韓国は準決勝でヨルダンに0−2の完敗を喫し、ベスト4で涙を呑んだ。クリンスマン氏は「過去15年間で最高の成績だったが、韓国の文化では、誰かが責任を取らなければならない。選手たちは次の大会に出場しなければならなかったから、監督の番だったということ」と主張。さらに、「私は韓国の文化を学んだ。たとえ間違っていても年上の人が常に正しい」と皮肉を込め、「韓国にはワールドカップで準々決勝以上に進出できる力があっただけに残念だ」と途中解任を悔やんだ。

 こうした発言に怒りを露にしたのが韓国メディアだ。全国紙『京郷新聞』は「なんて恥知らずな男だろうか。アジアカップの敗因を選手たちのせいにしている。戦術の欠如や選手構成に見合わないパフォーマンスが、大会を通じて批判を浴びていたにも関わらずだ」と断じ、「韓国ではたとえ間違っていても年上の人が常に正しい? まったく耳を疑う言葉である。まさに言いたい放題である。どうやら韓国協会と彼が交わした契約には、守秘義務のような取り決めはなかったのだろう。協会はこれからも、間違った監督を選んだ代償を払うことになる」と論じた。
 
 韓国公共放送『KBS』もニュース番組で取り上げ、「クリンスマン前代表監督がアジアカップでの舞台裏を暴露した。自身の責任についてはいっさい触れず、最後まで選手間の確執など言い訳に終始。韓国文化への嫌味も忘れなかった」と呆れ気味。同じく放送局『テレビ朝鮮』も「彼は韓国文化に対してかような歪んだ見方をしていたのだ。在宅勤務を続けた論争など自身に不利な情報は隠蔽し、解任は不当だったと言いたげである」と不快感を示し、「彼は『韓国代表は過去15年で最高の成績だった』と話したが、まるで正しくない。韓国は9年前の2015年アジアカップで準優勝している」と指摘した。

 韓国代表監督のポストは依然として空白のままだ。U-23代表で監督を務めるファン・ソンホン氏の昇格や、蔚山現代のホン・ミョンボ監督が返り咲くのではないかなど憶測が飛び交っているが、はたしてどうなるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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