今年1月に行なわれたアジアカップ2023でベスト4という結果に終わった韓国。大会終了後にユルゲン・クリンスマン監督を解任し、その後はファン・ソンホンを暫定指揮官に据えて活動している。

アジアカップでの韓国は、エースでキャプテンのソン・フンミンと若手のイ・ガンインがレクリエーションの卓球中に衝突したことが大きなスキャンダルとなった。

詳しい内容については明らかにされていないが、ソン・フンミンとイ・ガンインが卓球をしている際に口論となり、最終的にソン・フンミンは手の指を脱臼する怪我を負ったという。

それが準決勝のヨルダン戦前日に起こったこともあり、敗戦の原因はチームワークの欠如やクリンスマン監督のマネジメント不足であると批判を受けていた。

『スポーツ朝鮮』などの報道によれば、今回クリンスマン監督はオーストリアのテレビ番組に出演し、韓国代表での指揮について以下のように話していたとのこと。

「パリ・サンジェルマンでプレーしている若い選手(イ・ガンイン)が、年長者であるトッテナムのソン・フンミンに失礼な発言をした。

そして二人は戦いを繰り広げ、結果的にイ・ガンインがソン・フンミンの指を脱臼させることになった。

この事件が起こった翌日にも話をして、メンバー全員が衝撃を受けていた。チームが崩れた感覚を持った。これ以上一緒に戦えないという感じだった。

韓国は2024年のアジアカップで準決勝敗退に終わったが、これはこの15年間で最高の成績であった。

韓国では、年齢が上の人間が常に正しいとされる。もし言っていることが間違っていたとしてもだ。年齢を大切に考える文化がある。

そして韓国では何かのことが起こったら、誰かが責任を負わなければならない。アジアカップの結果については、監督が背負うことになった」

なお、韓国は2015年のアジアカップで準優勝を果たしていることから、15年間で最高の成績というのは誤りである。

ヨルダン戦の前日にはイ・ガンインがソン・フンミンに対して失礼な発言をしたことから衝突が発生し、それが原因となってチームワークが崩れてしまったとのことだ。