現地4月7日、カブスの今永昇太がロサンゼルス・ドジャース戦に先発して4回無失点と好投した。4回裏のカブスの攻撃時に雨が強くなって2時間51分の中断となったため、今永は再開後の5回のマウンドには上がらずに降板となった。
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 MLBデビュー戦では、コロラド・ロッキーズを相手に6回を投げて被安打2、無失点。2戦目も強力打線のドジャースと対峙して4回43球、被安打2、無失点と今永は快投した。

 初回に先頭打者のムーキー・ベッツを2球で右飛に抑えると、大谷翔平にはフルカウントから直球で空振り三振に打ち取った。続くフレディ・フリーマンに右前打を許したが、4番ウィル・スミスを中飛。2回も4人でドジャースの攻撃を終わらせた今永は、3回に迎えた大谷との2回目の対戦では三邪飛に抑え、大谷に安打を許さなかった。

 4回にドジャースのクリーンアップを三者凡退に抑えた今永は、雨天中断もあって4回を投げ切った時点で降板。カブスはドジャースに8対1で勝利したが、今永に勝ち星はつかなかった。
  今永の2戦連続の好投にシカゴの地元紙『Chicago Tribune』は、「ショウタ・イマナガは2試合完封でシーズンをスタートした」と賞賛の声を挙げた。「デビュー戦で6回無失点。2戦目のドジャース戦も、最強打線を相手に4回でわずか被安打2。3三振を奪って無安打の投球だった」と伝えた。

 さらに、「開幕戦に登板したジャスティン・スティールが、その試合で太ももを負傷したことから、イマナガがエースの役割を担うというアイデアがある。この2試合の投球を見る限り、イマナガはエースになる準備ができているように見える」と、チーム内における今永の序列アップを示唆した。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督も今永をべた褒めした。「すべての投手の仕事は、相手のスイングを読むこと。その点で、ショウタは非常に優れていると証明している。今後は相手も分析してくるだろうが、ショウタもそれに合わせて調整していく。経験がある熟練の投手だから、調整の引き出しは豊富に持っている」と語った。

「健康を維持し、シーズンを通して投げられるようにしたい」という今永本人のコメント引用した同メディアは、「サンプル数はまだ2試合しかないが、しかし、いずれの登板でも、チームに何をもたらせるのかは十分に示した」と、今永に太鼓判を押している。

構成●THE DIGEST編集部

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