<R-1グランプリ2024>芸歴20年目の街裏ぴんくが初の決勝進出で戴冠「R-1に夢はあるんですよ〜!」
■ファイナリスト9人が4分間のネタ披露
「R-1グランプリ」は、2002年より開催されている史上最大の“ピン芸日本一決定戦”。3月9日の生放送は霜降り明星、広瀬アリスがMCを担当した。今大会は2021年〜2023年までの3年間にあった「芸歴10年以内」という芸歴制限を撤廃されたこともあり、過去最多となる5457人の挑戦者がエントリー。「とにかく面白いピン芸」というたった1つの審査基準で、若手からベテランまでさまざまな挑戦者が22代目王者の称号と優勝賞金500万円獲得を目指し、しのぎを削ってきた。
決勝のファーストステージは真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんく、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、吉住、お抹茶(トンツカタン)、どくさいスイッチ企画の順で各4分間のネタを披露。審査員の陣内智則、バカリズム、小籔千豊、第18回王者の野田クリスタル(マヂカルラブリー)、第14回王者のハリウッドザコシショウが各100点満点(計500点満点)で得点審査を行い、ルシファー吉岡(475点)、街裏ぴんく(471点)、吉住(470点)の順となり、上位3人がファイナルステージに進出した。
■得意のうそ漫談で街裏ぴんくが優勝
ファイナルステージは、吉住、街裏ぴんく、ルシファー吉岡の順でネタを披露。優勝した街裏ぴんくは、“モーニング娘。の初期メンバー”だった、という得意の“うそ漫談”で勝負を懸けた。
審査員の小籔、野田、ザコシショウの3人が街裏ぴんく、陣内とバカリズムが吉住に入れ、街裏ぴんくが優勝した。あらためて優勝の喜びを聞かれると、街裏ぴんくは「ありがとうございます。言い訳ばっかりしてきた芸歴20年なんですけど、漫談をずっとやって来られて良かったです!」と感慨深い表情で感想を語った。
◆文=月島勝利(STABLENT LLC)