森愁斗「『君花』での経験は僕の土台になっている」、多忙な日々はラーメンを食べてリフレッシュ「適度に自分を甘やかしています」
■ 「ラーメン欲」を心から満たす“ラーメンドキュメンタリー“
同番組は、普段のぞくことのできない人気ラーメン店の日常に密着。珠玉の一杯につまったお店のこだわり、店主の思いを探るため、早朝の仕込みから閉店までひたすらカメラが追いかける。そして、最後はラーメン好きの芸能人が出来立てのラーメンをただただ楽しむ、ラーメン好きのための“ラーメンドキュメンタリー“。
5月7日放送で森が訪れるのは東京・青梅のラーメン専門店「Ramen FeeL」。神奈川・湯河原にある人気店「らぁ麺 飯田商店」で修業をした一番弟子が作った店で、「飯田商店」から公認を受ける唯一の独立店。森は、店主が素材にこだわり100%手作りで生み出す至極の醤油らぁ麺を堪能する。
■収録前日も昼&夜はラーメン「仕事終わりにメンバーと」
――「ラーメンを食べる。」の出演オファーを受けた際の心境はいかがでしたか?
自分は「好きな食べ物は何?」と聞かれたら「ラーメン」とすぐに答えるくらいに好きで、1日に1回は食べているんじゃないかなと思います(笑)。番組を通して、ラーメン愛を伝えられたらなと思いますし、オファーをいただけてうれしいです。
――スタッフの情報によると昨日もラーメンを食べたそうですね。
はい、昨日は夜に家系ラーメンを食べたのですが、思い返せば昼もラーメンでした。選択肢がラーメンしかないんです(笑)。
夜は仕事終わりに(BUDDiiSの)メンバーと一緒に食べていたのですが、「あれ?明日ロケでラーメン食べるんだよね?(ラーメンだと同じになるけど)大丈夫なの?」と心配してくれたのですが、「全然大丈夫!」と即答しちゃいました!
■好きなのはラーメンそのもの「あまりこだわりがないんです」
――「ラーメンを食べる。」の第一弾には共演経験のある山下幸輝さんも出演されています。
見ました、すごくおいしそうに食べているなあと。それと同時に“自分も早く撮影したいな!”と思いましたね。
僕はラーメン店でのアルバイト経験があるのですが、この番組では仕込みの裏側も見ることができるので、そういった部分も含めて楽しませていただきました! アルバイトをしていた期間は2〜3年なのですが、全部ラーメン店で。賄いは絶対大盛りにしていました(笑)。
――ラーメン愛がひしひしと伝わってきます、その分こだわりもあるのでは?
「ラーメンが好き」と言うと「どこのお店が好きなの?」とか「好きなジャンルは?」と聞かれることが多いのですが、僕はラーメンそのものが好きなので、実はあまりこだわりがないんです。
仕事終わりにパッと調べて“ここおいしそう!”と思ったら行ってみたりしているので、おいしかったお店や味はたくさんあります。
――森さんにとって思い出のラーメンはありますか?
高校生の時に学校の近くに町中華のお店があったのですが、そこのシンプルなしょうゆラーメンがすごくおいしかったです。値段もたしか400円いかないくらいだったと思うのですが、それに餃子もつけるというのがお決まりで。何度も食べに行った記憶があります。
■俳優デビュー作『君の花になる』は「視野が広がった作品」
――オーディションを経て「君の花になる」で俳優デビューをしてから1年半が経ち、数々の映像作品に出演されていますが、お芝居との向き合い方は変わってきましたか?
「君花」の時は何も分からない状態だったので、とりあえずみんなについていくのに必死で。役をいただいているとはいえ、ちょっと奥手になってしまうところもあって…自分の性格が出てしまっているなと感じる部分もありました。
ですが、最近は役に入り込めている感覚があって。いただいた役にしっかりと入り込めている実感もあるので、「君花」の時よりも成長できているんじゃないかなと思います。
あとはファンの皆さんも「すごく上手になったね」とか言ってくださるので、そういった言葉をいただくと“頑張ろう”と思えますし、これからも日々成長していきたいです。
――直近で出演されていた「シンデレラ・コンプレックス」(MBSほか)を含め、これまで幅広い役柄を演じてきたと思いますが、特に印象深い作品を教えてください。
どの作品も印象深いですし、いろんな役柄を演じさせていただいていますが、最初の経験である「君花」の存在はやはり大きいですね。
演技面だけでなく、アーティストとしても重要なことを学ぶ機会もあって、今のグループにつながる経験もさせていただきました。いろんな人の姿勢を見て視野が広がった作品でもあるので、「君花」での経験は僕の土台になっているなと思います。
――8LOOMでの活動を経て、BUDDiiSとしての活動や思いにも変化があったのでしょうか。
グループっていろんな人たちが集まってできているので、それぞれの思いがぶつかる場面もあるのですが、意見を話し合う機会は大事だなと。
ドラマの役を通してですが、大事なものに改めて気付かされたと言いますか、(BUDDiiSのメンバーは)一緒に上に行ける仲間だと思っているので、しっかりと話し合ったり、意見を伝えたりするようになりました。
ドラマの出演を機に仕事の向き合い方にも変化があったなと感じているので、グループ活動にもしっかりとつながっているなと思います。
■ラーメンは自分への“ごほうび”「好きなものを食べたい」
――多岐にわたる活動をされていて日々多忙だと思いますが、リフレッシュするためにしていることはありますか?
それこそ、ラーメンを食べるとかですかね。「君花」の時もそうだったのですが、ドラマの撮影が終わって、みんなでラーメン店へ行って「明日も頑張ろう」って言って電車に乗って帰る、みたいな流れをよくしていて。
ちょっとした自分へのごほうびじゃないですけど、好きなものを食べたいなと。そうなるといつもごほうびあげているみたいになっちゃうんですけど、頑張るときは頑張って、適度に自分を甘やかしています(笑)。
――最後に番組の見どころと読者へのメッセージをお願いします。
僕自身本当に楽しみにしていますし、がっつりラーメンを食べるシーンってなかなかテレビで映ったことがないので、ファンの皆さんも楽しみにしてくれているんじゃないかなと。思う存分、ラーメンを堪能したいと思いますので、ぜひお楽しみに!
◆取材裏話
取材部屋に現れて早々、カメラマンがスニーカーの色について触れると「テレビジョンカラーを選びました」とにっこり。撮影では爽やかな“レモンイエロー”に負けないほどキュートな表情をたくさん見せてくれました。
紙吹雪を使用しての撮影では大人4人がかりで森さんに向かって紙吹雪を投げることに。大人たちが必死にタイミングをつかもうと確認をしていると、森さんも「タイミングが重要なんですね!」と何度も協力してくれました。その好青年っぷりには脱帽です。
ライターの目をしっかりと見つめながら熱い“ラーメン愛”を伝えてくれた森さんは、その後軽快な足取りで待ちに待ったラーメンロケへと出発。ラーメン店でアルバイト経験もあるという森さんが絶品ラーメンを味わう姿は必見です!
撮影=島本絵梨佳/取材・文=たくあんとほたて