超万能MFとして成長中

レアル・マドリードの前線ではMFジュード・ベリンガム、FWヴィニシウス・ジュニオールら若手の活躍が目立っているが、中盤の重要戦力となっているMFエドゥアルド・カマヴィンガの重要性も忘れてはならない。

21歳を迎えているカマヴィンガはチームに欠かせぬ戦力となっていて、中盤に加えて左サイドバックの役割にも適応している。カマヴィンガがレンヌからレアルに加わったのは2021年のことだが、獲得に費やした移籍金は3100万ユーロだ。それが今や市場価値は9000万ユーロまで上昇していて、すっかりトップレベルの万能MFだ。

データサイト『WhoScored』もチームへの貢献度を絶賛しているが、例えばタックル成功数はチーム1位となる61回を記録。これはリーグ全体でも8番目の多さだ。パス成功率も90%と安定していて、相手のプレスを受けても落ち着いてボールを運べる選手へと成長している。

さらに若さゆえの運動量やデュエルの強さも魅力で、同サイトはカマヴィンガのおかげでベテラン組が快適にプレイできていると称える。

「中盤でのカマヴィンガのエネルギーと運動量は、38歳のモドリッチと34歳のクロースから最大限の能力を引き出すことにも繋がる。カマヴィンガが中盤で行うランニングは、ベテラン選手のフィジカル面をカバーしており、クロースたちが長所を発揮できるようになっている。 カマヴィンガはまだ 21歳だが、信じられないほどバランスが取れている」

レアルとは2029年までの長期契約を結んでおり、まだ21歳と若いことも心強い。レンヌから3100万ユーロで引き抜けたのは大バーゲンだったと言えそうだ。