F1レッドブルからエイドリアン・ニューウェイ氏(65)が電撃退団を発表した騒動を巡って、クリスチャン・ホーナー代表(50)が〝黒幕〟を猛批判した。

 ニューウェイ氏は2025年第1四半期に退団することが正式に決定。常勝軍団の大黒柱の退団劇によりF1界に衝撃が走ったが、その理由の一つとしてホーナー代表のスキャンダルが指摘されている。

 そうした状況の中で、英メディア「GPファンズ」は「ホーナーがジョーダンをチーム退団の〝首謀者〟と認定したというニュースには多くの人がショックを受けている」と指摘。エディー・ジョーダン氏はかつてF1チームを創設した重鎮で、現在はニューウェイ氏のマネジメントを担当している。そのため、今回の退団劇の〝黒幕〟として注目が集まっているのだ。

 そして、ジョーダン氏はポッドキャスト番組「フォーミュラ・フォー・サクセス」に出演した際に、ホーナー代表から猛批判を浴びたことを明らかにした。

 レジェンドのデービッド・クルサード氏との対談でジョーダン氏は「クリスチャンがこれ(ニューウェイ氏の退団)を知ったとき、何と言ったか知ってるかい?」と切り出し、こう続けた。

「彼は私に『ああ、EJ(ジョーダン氏の愛称)、君はサイレントアサシン(沈黙の暗殺者)だね』と呼んだんだよ」と〝侮蔑〟されたことを告白。「サイレントアサシンがどういう意味なのか私にはよく分からないが。DC(クルサード氏の愛称)、それはどういうことなんだい? 教えてもらえるかい」と語った。

 天才の退団を巡って、ホーナー代表とジョーダン氏の対立が物議を醸しそうだ。