上府中地区まちづくり委員会が4月5日、千代公民館で「高齢者食堂ごちそうさま」を実施した。

この企画は、高齢者の居場所づくりを目的に同地区社会福祉協議会と共催で行われた。高齢者の「孤食」を無くし、楽しく食事をする「共食」の場を提供していることが特徴。昨年12月にトライアルを行ったところ好評だったことから、今回から定期事業としてスタートした。

この日は約40人が来場し、食事ができあがるまでの約2時間、おしゃべりや読書など、思いおもいに”自分時間”を満喫。食事が会場に運ばれると、自主的に配膳に参加し、声をそろえて「いただきます」と食事を開始した。この日は栗ご飯やヨモギ団子などが食卓に並び、「こんなにたくさんの種類を食べられてうれしい」「みんなで集まって食べるとおいしい」など、笑顔で舌鼓を打っていた。今後は月に1回程度、食堂を開く予定だという。