企業の間で取引されるモノの価格を示す企業物価指数で、3月と2023年度1年間の指数がいずれも過去最高となりました。

 日本銀行が発表した3月の企業物価指数は、120.7と比較可能な1980年以降で過去最高となりました。

 前の年の同じ月と比べると0.8%上昇し、37カ月連続のプラスでした。

 最も寄与したのは飲食料品で、原材料や包装資材などのコスト上昇を価格に転嫁する動きが続いています。

 鋼材価格や物流費の高騰が続く自動車なども全体を押し上げました。

 また、2023年度1年間の指数も119.9と過去最高でした。

 ただ、伸び率は2.3%と前の年度と比べ大幅に縮小しました。