年収600万円の人で月1000円の負担となる子育て支援金法案が、19日に衆議院を通過する見通しです。
■「拍手ない理由は総理自身」米議会ジョークを野党批判
岸田文雄総理大臣は18日、国会で先日訪米した際の成果を淡々とした様子で報告しました。
「日米両国が深い信頼と、重層的な友好関係で結ばれていること。かつてなく強固な友好信頼関係に基づく、グローバルなパートナーとなっていることを確認した」
満面の笑みでジョークを連発した、アメリカ議会での演説とは対照的でした。
「日本の国会でこれほどの拍手を受けることは、まずありません」
18日はアメリカでの演説を踏まえ、野党議員から皮肉交じりの質問がありました。
「岸田総理が国会で拍手されない理由は、自民党の裏金問題をはじめ、多くの問題に真摯に向き合わない、岸田総理自身にあるのではないですか。日本の国会で拍手がほしいなら、今こそリーダーシップを発揮して、すぐにでも自民党の政治改革案を出してください」
自民党の裏金を巡り、抜け道の多い政治資金規正法を改正することは、この国会最大の焦点です。
立憲民主党や日本維新の会など野党は、企業・団体献金について禁止や廃止の方向で共通しています。