三菱自動車ディーラーの中でも、カスタムやドレスアップに精通する個性派として意欲的にコンプリートカー製作を行なっている兵庫三菱自動車販売株式会社。ラリーアート神戸としても知られ、昨年発表したHM‐Rブランドの車高調キットは本誌誌面に登場するや否や大きな話題を呼んだ。
 あれから1年、HMG‐Rとしてブランド名を新たに新車コンプリートの選択肢を拡大。横綱、大関、関脇の松竹梅で自身に合ったカスタムコンプリートがチョイスできる様になった。このコンプリートはデリカD:5のみならず今話題のデリカミニにも波及。現在コイルサスペンションはテスト段階で開発中とのことだが、HMG‐Rオリジナルホイールにオープンカントリーホワイトレターの組み合わせは、軽規格とは思えないほど、しっかりオフローダーを意識したスタイリングへと格上げ。ホイールを主軸にマフラーカッターなど視覚的なスタイリングの向上が目立ってはいるが、同社一番の魅力はその念入りなテストドライブと、ユーザーからの声を可能な限り製品開発に活かす姿勢だ。
 昨年本誌でリリースを発表した同社オリジナルの車高調キットは、ツインチューブ20段階減衰力調整式のショックアブソーバー(リアはコイルオーバー式)に30㎜アップコイルサスペンションを組み合わせてストローク量の確保や、頻繁に乗車する定員の具合、アウトドアやマリンスポーツ、ウィンタースポーツなどでギアを多く積載するか否かに応じて高負荷がかかっても性能劣化の要因となりうる熱の発生を可能な限り抑制。まさにディーラーがお客様に満足いただける本気の足を具現化した力作である。
 そのこだわりの原動力は、過去に8インチアップしたスペースギアや、歴代パジェロを乗り続けてきたコンプリートカーグループの丸山さんによるカスタムコンプリートを皮切りに、業界全体を活性化させていきたいとの想いにある。8インチアップでオフロードを楽しんできた彼が、構造変更の必要がない1.2インチアップで街乗りからオフロードまでを終始、満足できる足捌きにこだわって製品化させた理想的な車高調キットは、発売から1年足らずではあるが既に多くのカスタマーから絶賛されている。これからデリカを購入予定の方は新車コンプリートを選択肢の一つとして検討してみてはいかがだろう。

■リアショックの追従性を追求して開発した逸品

キャビンスペースが大きいミニバン的なボディ形状でありながら本格派オフローダーとして四駆たる走行性能を併せ持つデリカD:5。全体的にスマートなスタイリングのSUVと比較すると腰高な印象のデリカは、車高を上げると腰砕け感が気になるところだ。運転席に一人座って乗るならまだしも、ファミリーユースとして後部座席まで乗車するケースの多いシーンならなおさらである。
 そんな同乗者に優しい乗り心地とアウトドアギアを満載にして未舗装路を走る際でも、軽快且つ快適なドライビングフィールを併せ持つ車高調キットがこのHMG‐R車高調キット。幾度となくテストドライブを重ねては問題点を洗い出し、リリース前にはカスタマーの方々にモニターとして装着してもらい、「完璧!」というお墨付きを頂いて昨年8月から販売を開始。
 一方ショックはノーマルのまま1.2インチの上げ幅でカジュアル&リーズナブルにリフトアップを楽しめるリフトアップコイルサスペンションは、できるだけ純正らしい乗り心地を残したい!と望むユーザー層をカバー。ニーズに応じて様々な提案ができる様にとリフトアップに選択幅をもたらすことで、カスタムビギナーや純正+αでカジュアルに楽しみたいデリカオーナー向けに展開。
 どちらを選んでも兵庫三菱自動車販売株式会社がプロデュースする製品だけに、そのクォリティとパフォーマンスはお墨付きだ!他店購入車両のカスタムも大歓迎とのことなので、お気軽に相談へ訪れてみてはいかがだろう。

1.2inch Lift Up Suspension kit

純正の乗り心地をできるだけ残して楽しみたい。そんな要望に対応すべく開発された1.2インチリフトアップサスペンションキット。デリカD:5らしいボトムアップを主軸に製品化しており、オフロードランナーとしての走破性はもちろん、起伏が激しいポイントにおいても軽快なオフローディングが楽しめる。ショックアブソーバーはノーマルのままとなり、乗り心地は純正とほぼ同等となりつつも、リフトアップすることでワンサイズ上のタイヤ装着が可能となる。1.2インチアップと上げ幅自体は控えめではあるが、その恩恵は実際の数値以上に大きい。
サスペンションのストローク量を調整することで、バネの縮みの強さを変化させられる。

HMG-R 18inch WHEEL

Titanium Muffler Cutter

■兵庫三菱ディーラーがプロデュースする3つの新車コンプリート!

メーカーからリリースされる特別仕様車よりも、さらに個性的な自社コンプリート車両を手掛ける兵庫三菱自動車販売株式会社。ラリーアート神戸がプロデュースするHMG‐Rの自社ブランドパーツを装着して販売する新車コンプリートカーは、そのネーミングも横綱、大関、関脇と個性的。それぞれカスタム内容の濃さで名前分けされているが、相応しい迫力とインパクトに仕上がっている。
 ディーラーからこうしたカスタムコンプリートをリリースすることで、カスタムに疎遠な一般ユーザーが興味を持つキッカケとなることはもちろん、新車時に仕上がった状態で納車される喜びは格別。もちろん現デリカユーザーから同仕様にして欲しいと言った相談も、承っているそうなのでお気軽にお問合せしてみるといいだろう。

デリカD:5【横綱】

デリカD:5【大関】

■デリカミニの新車コンプリートもリリース!

軽自動車の4穴ホイールでは中々少数派のオフロード志向なデザインで足もとをワイルドに彩るHMG-Rオリジナルホイール。ビードロックを思わせるリムエンドのアクセントはホワイトレタータイヤとの相性も抜群。こちらもD5同様に現在リフトアップコイルを絶賛開発中。近日中にホイールとリフトアップを組み合わせた新車コンプリートも登場する予定だ。
 
  • 兵庫三菱自動車販売株式会社
  • 所在地 : 兵庫県神戸市東灘区深江南町2-14-10
  • 電話 : 078-452-0166
  • https://www.hyogo-mitsubishi.com/

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