ハイラックスサーフの中でも185系の取扱いを続ける専門店『Weed(ウィード)』。昨今魅力を再認識して同車を扱う店も増えたが、20年以上サーフに真摯に取り組んでいるのはウィード以外にない。事実、最新モデルが立ち並ぶ今年の東京オートサロンで、ウィードブースは異なるテイストの185サーフを2台展示!そう、取扱い車種が増えてもウィードの根幹はハイラックスサーフ専門店なのだ。
 しかし時代が変わればユーザーもその嗜好も変わり、カスタムスタイルにも変化が生まれる。さらに若い頃に憧れていた夢を叶えたいミドルエイジの来店も増加。つまりカスタムや見た目は大切だが、クルマとしての基本や安全性・信頼性を重視するユーザーも多くなった。そこでウィードでは納車前の整備にかなり注力し、ノントラブルな車両を提供しているのだ。
 近年の4WDカスタムの定番であるアース系&マットブラックのボディカラーに対し、ウィードでは長年ブラック系カスタムの〝BKスタイル〟を推してきたコダワリがある。むしろ黒のカッコ良さを再提案すべく、今回の撮影車は〝Weedブラックメタル〟と名付けた3コートメタリックブラックにオールペン済み。さらに185サーフ専用設計のルーフラックを、今この時代に新発売して搭載!足もとに履かせたホスタイルホイールのブロンズ感との相性もバッチリな、魅力ある1台に仕上がっている。

HILUX SURF 185 BK Style

ボディは単なるブラックではなく、3コートメタリックのブラックをオリジナルで配合して「Weedブラックメタル」と呼称。一方で前後ナンバーフレーム周辺やサイドシルパネルはザラザラした質感のラプターライナーでペイントし、同じブラックでも変化を与えて、いい意味で後付けのカスタムパーツを装着したようなイメージを追加。なお、リヤバンパーやサイドステップにもラプターライナーを施し、気軽にステップに使えるようにした。
フロントグリルは「TOYOTAロゴ」タイプに変更。ここにもラプターライナー塗装することで、よりアメリカンで凛々しいフェイスに。
左右4本出しのレイアウトを採用することで、圧倒的な迫力とリアビューの存在感を演出するオリジナルのデュアル・ダブル・マフラー。レスポンスもイイ感じ!
Weedオリジナルコイルスプリングで2.5インチアップ!幅広・大径したタイヤの装着には必須のカスタムだ。
LT285/70R17サイズのMTタイヤに、ホイールはUS仕様のホスタイル・H129モハベのマットブロンズをセット。ブラックの中にアクセントのブロンズカラーがアメリカンなワイルドスポーティ感を際立たせる。
サーフ専門店のエムクライム ウィードだから実現できた185サーフ専用のキャリア『ルーフラックVer.2』を新たに発売!アルミ素材の軽さに配慮した仕様で、製造は安心の日本製。先行リリース中のVer.1から取り付け方法も進化させて、穴あけ加工不要でかなり簡単にDIY装着もできる。また極力薄くフラットにすることで風切り音の影響はほとんどないという。荷物をたくさん積めてスタイリッシュ!もちろんアグレッシブなディテールでオフロード感も極まっている。
コンテナボックスやサイドオーニングはもちろん、同社が正規販売総代理店を務めるルーフトップテント『iKaMPER(アイキャンパー)』シリーズを問題なく搭載・装着できる強度と耐荷重性をしっかりと確保。

HILUX SURF 185 NORMAL TYPE

最終型が2002年式ということもあり、どんなに新しい185サーフであっても登場から22年が経過している。例え走行距離が短かくても当然劣化が進んでいるのは否めない…。ヒストリックなクラシックカーのように乗るシーンを選んでいては見た目が綺麗でもせっかくの名車がもったいない!そこでウィードではサーフに新たな心臓部をリフレッシュして載せ替えるオリジナルのメニューを実施している。それがリビルトエンジン。その証としてファクトリーから戻ったエンジンは赤くペイントされる。さらに185サーフの販売車両はラジエターを新品に交換しているほか、プラグ類のエンジン補機などももちろん新品にチェンジ。さらにブレーキ整備には特に力を入れており、リフレッシュすることで新車時のような快適な走りが蘇る。「安心・安全なサーフを提供する」ことがウィードの最大のテーマなのだ。
可能な限り新品の純正パーツを使用して、新車以上の美しさを実現した〝フルレストア〟と言っても過言ではないノーマルスタイルの185サーフ (当時のサイドデカールだけは残念ながら入手できなかったため、写真を元に制作して再現)。エンジンはもちろんリビルトエンジンを搭載し、ラジエターなども交換済みで信頼性に申し分なし!車内のリフレッシュも徹底的に行ない、ドアの内張りは内側のベース部分までしっかり補修済みだ。ウィードではこのノーマル仕様の量産型の販売も計画中。
クステリアだけでなくインテリアも185サーフ純正を活かしつつ、ウィードオリジナルのブラック仕様に。注目は新作のオールレザーステアリングやベンチレーションシートカバーだが、それだけでなくドアの内張り変更もポイント。パーツを多数装着しつつ、トータルコーディネイトで統一感のあるBKスタイルを実現する。
ラバー素材で荷物の滑りにくさを追求した185サーフ専用のラゲッジトレイも新作アイテム!深さもあって濡れモノ・汚れモノを気兼ねなく積むことができる。丸洗い可能で、アウトドアで役立つこと間違いなし!

20年以上携わってきたから分かる185サーフの魅力!

Weedで長年サーフのカスタム&販売を行なってきた安藝さん(写真右)は、「20年以上販売を続けているけど、本当に飽きが来ないクルマだよね。シンプルにカッコ良いし、どんな年代の人が乗っても似合うから不思議な四駆だね」と語る。
 対して、重度のサーフ好きで以前本誌で愛車の185サーフを紹介したことがある辰巳さん(写真左)もこう話す。「乗れば乗るほどその良さが実感できるというか、魅力が溢れるクルマです。正直これに代わるクルマはないです!荷物がしっかり積めるけど狭い道でも運転しやすいちょうど良いサイズ感ですし。我々のようなオジサン世代は『懐かしい』と感じるし 、 逆に若い世代には『新鮮』に感じてもらえるのでしょう」 。
 今回は撮影のためにウィード本店のある三木から神戸まで自走で移動したが「リビルトエンジンを搭載している185サーフに乗ると『これが新車当時のサーフの走りなのか〜』と感激できます。見た目はもちろん大切ですが、走りはもっと重要ですよね」とも。
 ちなみに安藝さんは「新たに185サーフ用のルーフラックVer.2の発売を開始しましたが、これらに似合うリヤラダーの製品化も計画しています。発売終了20年以上が経過しても新製品が出せるのはサーフ専門店のウィードの強味です。もちろん新しいパーツを開発させる気持ちにさせてくれるのは、サーフの底力ですね」と締めてくれた。
  • エムクライム ウィード (本店ショールーム)
  • 所在地 : 兵庫県三木氏府内町401-1
  • 電話 : 0794-73-8000
  • https://www.weed10.com
  • 営業時間 : 10:00〜18:30
  • 定休日 : 火曜日、 水曜日(※祝日は除く) 

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