<東建ホームメイトカップ 事前情報◇26日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「東建ホームメイトカップ」が行われた東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)から。




国内男子ツアー開幕戦の指定練習日。練習グリーンをのぞいてみると、誰もいないところにパターが自立しているのを発見! これは一体なんだろう…と思っていると、昨年の「日本オープン」でツアー初優勝を飾った岩崎亜久竜がパッティング練習に使用する器具だった。

グリーン上の細かい傾斜によって、いつものアドレスから手元の位置が少し高くなったり、逆に低くなったりするなど、構え方にバラツキが出てしまう。そうすると、球の転がり方が変わってしまい、思い通りにラインに乗せることができない。

そこで、この自立式パターの登場だ。これは地面に対して、常に同じ角度でパターを構えられるようにするための器具。ヘッドを置いて正しい角度を確認し、実際に使用するパターで同じようにアドレスを行って傾斜に対しての構え方を合わせていく。この器具は正しいアドレスを教えてくれるだけでなく、“基本”に戻ることもできる最強な相棒だという。

昨年の岩崎の平均パット数は「1.7758」で全体59位。豪快なショットと飛距離が持ち味のひとつだが、2024年はグリーン上のパフォーマンスにも注目していきたい。(文・高木彩音)


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