あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

東京・日本橋『清寿軒』の「小倉最中」

つぶ餡好きに喜ばれる、小豆の粒がぎっしりの最中。

「筋金入りのつぶ餡好きに贈って喜ばれるのが、この最中です。白双糖で炊いたツヤツヤとした小豆の粒がぎっしり。注文が入ってから詰めるので、ひと粒ひと粒の存在感がすごい。ボリュームもあって、満足感のある甘さなのに、後味がすっきりしているのも魅力です」(高)。江戸後期創業。現在は7 代目が、素材を厳選するという創業からの教えを守り、毎日、選び抜いた北海道十勝産の小豆で餡を炊いている。賞味期限は常温保存で4 日。1箱10個入り¥3,050。注文はオンラインショップから。東京都中央区日本橋堀留町1‒4‒16‒1F 03‒3661‒0940 9:00〜17:00 土日祝休 


あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)〜19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
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