2023年F1マイアミGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=3番手/2=3番手、カルロス・サインツはフリー走行1=5番手/2=2番手だった。

 この日、フェラーリは今回持ち込んだアップデートの評価を行いつつ、マシンセッティングの作業を中心に行った。FP2が残り約8分に差し掛かった時、ルクレールがターン7でコースオフ、バリアにヒットし、右フロントサスペンションにダメージを負った。

 なお、FP1開始時、フェラーリが、ルクレール車に、パワーユニット(PU)のシーズン2基目のMGU-K、シーズン2基目のギヤボックス(ギヤボックスケースおよびカセット[GBX C & C]、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント[GBX DL])を入れたことが発表された。また、FP2開始時、サインツ車のパワーユニットにシーズン2基目のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスが投入されたことも公表された。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=3番手(1分30秒449:ソフトタイヤ/23周)/2=3番手(1分28秒398:ソフトタイヤ/20周)

 1ラップの走行では、マシンの感触はいい。レースペースは、ライバルたちに比べてまだ不足しているので、ギャップを埋めることに集中している。明日何ができるか見てみよう。

(『Sky Sports』に対して語り)少しプッシュしすぎて、リヤのコントロールを失った。リカバーしようとしたが、グリップがなかった。マシンのリヤにダメージはなかったよ。それが一番大事なことだ。明日はまた別の一日になる。

 それ以外で言えば、1ラップの感触はとても良かった。でも、レース距離に関しては、僕たちは大幅に遅れている。今回もレッドブルは別格の存在だ。彼らとのギャップは大きいから、タイムを見つける必要がある。予選に関しては、戦える位置にいると思うけどね。




■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=5番手(1分30秒724:ソフトタイヤ/23周)/2=2番手(1分28秒315:ソフトタイヤ/26周)

 今日は、気温が高いなかでたくさんの周回を走りこみ、予想どおりハードな一日になった。ターマックは昨年とかなり違っていたので、この新しいコンディションに良いフィーリングを持つことが重要だった。

 プログラム全体を完了し、3つのタイヤコンパウンドすべてを試し、たくさんのデータを集めたので、それを今夜分析する。